【クラウドソーシングでデザインを発注してみよう!】ヒアリングって何を聞かれるの?どうして必要?

クラウドソーシングなどでデザインを発注するときには、多くの場合「ヒアリング」という工程が入ります。

その名の通りデザイナーさんの質問に答える「ヒアリング=聞き取り」の作業なのですが、なぜ必要なんでしょうか? いったいどんなことを聞かれるんでしょうか?

今回はヒアリングでよく聞かれる項目について解説したいと思います。

ヒアリングって何のために必要なの?

ヒアリングの大きな目的は、クライアントの要望やイメージを聞き取りすることでデザインの方向性を明確にして、それをデザイナーとクライアント双方で共有すること。

クライアントが求めるデザインのテイストやイメージをシッカリつかんで、仕上がりの完成度を上げるために必要なとても重要な作業なのです。

また、ていねいなヒアリングはやりとりや作業の進行をスムーズにして納期を短縮することにもつながります。

ちょっと面倒に思えても、最初にヒアリングと打ち合わせをシッカリやっておきましょう。

結果的に、クライアントとデザイナーの双方が無駄な労力や余計な手間をかけずに済みますし、トラブルを未然にふせぐことにもなるわけです。

ヒアリングはどんな方法でやるの!

ほとんどの場合、デザイナーさんからメールやテキストファイル/pdfファイルなどで質問項目が提示されます。

それに対してそれぞれの項目に答えて送り返す、というのがよくあるスタイルです。

ヒアリングにはていねいに対応してあげよう!

ヒアリングの内容が詳しくていねいなデザイナーさんは、クライアントのイメージを大事にしてくれる信頼できる人が多いと思います。

めんどうに感じてもひとつひとつの質問事項をよく考えて、全ての項目についてできるだけ詳しくていねいに答えてあげましょう。

まる投げするならノークレームで

中には「ヒアリングなんか面倒だから丸投げで全部お任せ!」なんて発注でも、引き受けてくれるデザイナーさんもいるにはいます。

ただし、その場合は基本的なデザインの方向性については「ノークレーム」くらいの気持ちでいましょう。

“やり直し”に近いような根本的な部分からの大幅な変更や修正については、オプション扱いで追加料金が必要になることが多いですね。

ヒアリングってどんなことを聞かれるの?

ヒアリングの項目やポイントはデザイナーさんによって変わってきますが、必ず必要になる項目やよく聞かれる項目を紹介しましょう。

① 完成品の様式は?

完成品のサイズ規格など。

これは、確実に指定する必要があるので、チラシ/フライヤーの用途や情報量などから最適な様式を決目ましょう。

サイズの指定

一般底にはA4サイズ,ポストカードサイズ,名刺サイズがよく使われますが、それ以外にもいろいろなサイズがあります。

記載する情報が多ければ大きめのサイズを選ばないといけませんし、DMにも利用したければハガキサイズがベストになります。

A版/B版などの規格縦と横の正確な寸法を明記して、間違いないように指定しましょう。

印刷料金はほぼ確実にサイズの大小によって変動しますが、デザイン料金の場合はデザイナーさんによって異なるので要確認ですね。

《片面デザイン》or《両面デザイン》の指定

表面だけの片面デザインにするか、表と裏の両面デザインにするかの指定です。

・情報量が多くて片面だけでは窮屈。
・紙面にメリハリをつけてわかりやすく見せたい。
・表=フードメニュー、裏=ドリンクメニューなど情報を分けたい。

こんな場合は両面デザインを選びましょう。

料金はデザイナーさん次第ですが、基本的に両面デザインの場合は片面の2倍必要と考えておけば間違いないでしょう。

《2つ折り》や《3つ折り》の指定

チラシを2つ折り/3つ折りにして使用する場合、文字や写真が折り曲げ位置に来ないようによけてデザインするなど、それに合わせた調整が必要がになります。

さらに、通常のデザインより情報量が増えて作業が大変になることが多いこともあり、オプション対応で割増料金になることがほとんど。

特に、折った時の各面を1ページとして冊子風に扱う場合、2つ折り…2面(4面)/3つ折り…3面(6面)の扱いになり、基本的に各面(ページ)ごとに料金が発生すると考えておきましょう。

《1色(白黒)》か《4色(フルカラー)》か

印刷の色数はほとんどの場合、1色(白黒)4色(フルカラー)のどちらかになります。

両面デザインの場合【表:4色+裏:4色】【表:4色+裏:1色】【表:1色+裏:1色】の3パターン。

その中から選んで指定しましょう。

ちなみに、1色以外は使う色が2色や3色だけであっても4色(フルカラー)あつかいになります。

印刷料金はほぼ確実に色数によって異なり、4色(フルカラー)の方が割高。

デザイン料金の場合デザイナーさんによって異なるので要確認ですね。

②納期はいつまで?

デザインを仕上げて納品してもらう期日です。

おおよその目安は依頼ページに表記されていると思いますが、デザイナーさんのスケジュールによっても多少前後します。

急ぎの場合も可能な限り対応してくれるはずですが、場合によっては割増の特急料金が必要なケースもあります。

特に急ぎでない場合はお任せでかまわないでしょう。

③デザインのイメージは?

デザインのイメージを伝えるには、他社や他業種でもいいのでイメージに近いデザインのチラシなどを、イメージサンプルとして提出するのが確実です。

言葉で伝える場合は、【会社やお店のイメージ】【お客さんの層】【チラシ/フライヤーを手にとって欲しい人】などをよく考えて、わかりやすく指示しましょう。

例えば…

「ゴージャスで高級感のあるデザイン」
「ポップで親しみやすいデザイン」
「落ち着いた女性的なデザイン」
「カッチリとした信頼感のあるデザイン」

など、具体的なイメージをわかりやすく伝えるといいですね。

「〇〇っぽいデザイン」「〇〇風のデザイン」みたいな簡単な言い回しでも、相手が理解してくれてイメージを共有できればOKです。

デザインのイメージを双方で共有しよう!大きな変更はNG!

上で説明したように、デザイナーさんにイメージを伝えるには、自分が求めるデザインに近いチラシ,雑誌の誌面,ホームページなど見てもらうのがイチバン。

言葉で説明するよりもわかりやすくてダイレクトに伝わるので、言葉で伝えるより誤解も少なくイメージを共有しやすくなります。

ふだんから意識していろんなデザインをチェックして、「コレは!」と思ったものをストックしておくと、イザという時あわてなくていいですね。

デザインが進んだ後や完成後の大幅な変更は、下手をするとゼロからデザインをやり直すくらいの手間がかかる作業になります。

もちろん、その場合は有料での対応が基本。

イメージの指示をせず“おまかせ”でお願いするのなら、仕上がったデザインにはノークレームのつもりでいましょう。

⑥ 色使いのイメージは?

色についての指定です。

会社やお店のイメージカラーやコーポレートカラーがあれば、その色ベースにしたり取り入れてもらうのもいいでしょう。

名刺,店舗の外装/内装,看板など使っている色でもOKです。

そういったものがなければ…

「赤系中心で」
「アースカラーで」
「鮮やかな原色中心で」
「ダークで渋めの色使いで」
「黒バックで」
「白バックで」
「いろんな色を使ってにぎやかにしたい!」
「少ない色数でスタイリッシュにキメたい!」

など、色使いのイメージも明確に指示してあげるとスムーズです。

カラーイメージも重要!確実に指示して大きな変更は避けよう!

色についても、自分のイメージに近い色使いのデザインが見つかれば、提出して参考にしてもらうととわかりやすいですね。

色もデザインを進める上で最重要となるポイントのひとつ。

デザインが進んでから全体の色使いを大きく変更する場合も、大掛かりな修正が必要になるケースがあります。

そうなると納品も遅れてしまいますし、追加料金を請求される場合もありえます。

⑦ターゲット層

現在の主な客層やこれから取り込みたい客層を思い描き、チラシやフライヤーを手に取ってほしいターゲットを想定して伝えましょう。

できれば年齢/性別/職業/ライフスタイルなど、チェックポイントが多いほどベターです。

例えば…

「30〜40代の一人暮らしの男性会社員」
「20〜30代のおしゃれに意識の高い主婦」
「音楽やアートが好きな幅広い年代の男女」

などといった具合です。

ターゲットがはっきりしていれば、デザイナーさんもそれに合わせてデザインの方向性を定めやすくなりますし、進行もスムーズになります。

チラシ/フライヤーのデザインがターゲットにマッチした仕上がりになれば、集客効果などもさらに期待できます。

保存形式・アプリ

デザインが完成したらデザインデータを入稿(納品)してもらい、印刷屋さんに発注する流れになります。

印刷屋さんによってはデータの保存形式や使用するアプリ、データの提出形式などが細かく指定されていることも。

その場合はあらかじめにデザイナーさんに伝えておけば、指定に合わせたデザインデータで入稿してくれます。

ヒアリングにしっかり対応して、イメージ通りのデザインに!

今回はよくあるヒアリングの項目について解説してきました。

デザイナーさんによってヒアリングの内容は変わってきますが、ここで挙げたような項目を押さえておけば、対応できるようにしておきましょう。